| お豆腐は、紀元前2世紀の中国で漢の淮南王・劉安によって創作され、不老長寿の食べ物として食べられていたと言われていますが、起源についてはいろいろな説があります。日本でのお豆腐の歴史は、奈良時代に中国に渡ったお坊さんが日本に伝えたのが始まりとされています。最初はお坊さんたちの間で食べられていましたが、やがて貴族社会や武家社会に伝わり、室町時代になって、ようやく全国的に広まっていったようです。本格的に、一般の人々にも食べられるようになったのは、江戸時代のことです。 | |
| 「豆腐」というのは、豆腐が誕生した中国でつけられた名前です。日本では「腐」という文字を「腐る」という意味で使っていますが、中国ではヨーグルトを表すときに「乳腐」という文字を使っていることからもわかるように、「腐」を「柔らかい固体」・「液体でも固体でもない状態のもの」という意味で使っています。つまり「豆腐」というのは、「豆を固めた柔らかいもの」といった意味の名前なのです。 | |
| 豆腐の種類には大きく分けて、「木綿豆腐」「絹ごし豆腐」「充填豆腐」「寄せ豆腐」といったものがあります。他に豆腐と名の付くものには、皆さんおなじみの杏仁豆腐、胡麻豆腐、卵豆腐などがありますが、材料や製法がまったく異なる豆腐とは別の種類の食べ物です。やわらかい形状や食感が豆腐と似ているため、これらもわかりやすく「豆腐」という名前が付けられたようです。 | |
| 一般的な木綿豆腐の製法は、豆乳に凝固剤を入れて一度固めたものを崩し、それを布を敷いた型箱に入れて上から重しをします。こうして水分を抜き、押し固めたものが木綿豆腐です。できあがった豆腐には布の跡が残るので、「木綿豆腐」と呼ばれています。一方絹ごし豆腐は、濃い豆乳に凝固剤を入れて水切りをせずにそのまま固めて作ります。木綿豆腐に比べて水分が多くなめらかな食感なため、「絹ごし豆腐」と呼ばれるようになりました。実際に絹でこしているわけではありません。 | |





